講座・研修

【レポート】いわてグローカルカレッジ 第4回「国際交流の先人(2)~世界への道を拓いた岩手の先人~」

主催:(財)岩手県国際交流協会

2010年10月01日(金)  会場: アイーナ5階 501会議室

■概要

 □ タイトル: いわてグローカルカレッジ
  第4回「国際交流の先人(2)~世界への道を拓いた岩手の先人~」
 □ 日時: 2010年10月1日(金)18:30~20:00
 □ 場所: アイーナ5階 501会議室
 □ 講師: 梅原 愛雄 氏((有)パコスジャパン 代表取締役、ジャーナリスト)


■レポート

1001-glocal-01.jpg 1001-glocal-02.jpg


 平成22年10月1日(金)、いわてグローカルカレッジの第4回講座「国際交流の先人(2)~世界への道を拓いた岩手の先人~」を開催しました。
 講師はジャーナリストの梅原愛雄氏で、日本と世界との交流の歴史の中で、岩手から出た幾多の先人がさまざまな分野で先駆者となり、活躍したことを話されました。

 榎本武揚を支えて日本人のメキシコ入植に尽力するとともに、『西日辞典』の編纂を行った、花巻市出身の照井亮次郎。
 ブラジル公使となり、ブラジル移民協定の締結に奔走し、南米移住の端緒を築いた、盛岡市出身の杉村濬(ふかし)。
 杉村濬の長男の杉村陽太郎も外交官となり、新渡戸稲造の後をついで国際連盟の事務次長に就任したこと、太平洋戦争で開催されなかった昭和15年の東京オリンピックを誘致した立役者だったこと。
 物理学者であったが、日本式のローマ字の綴り方を考案し、その普及に尽力した、二戸市出身の田中館愛橘。
 田中館愛橘の教え子の盛岡市出身の田丸卓朗も田中館愛橘を助けてローマ字の普及に尽くしたこと。
 九州出身だが盛岡市の長岡家に入り、初めて発音記号を導入し、戦前の中学の英語教科書「The New King's Crown Readers」を編集した長岡拡。
 盛岡市出身の浅野七之助は、渡米し、太平洋戦争直後混乱期、衣食住すべてに不自由していた日本に対し、在米法人組織に呼び掛けて、「ララ物資」として、ミルク類、穀物、缶詰類の食料をはじめ、衣類、医薬品、靴などのほか、乳牛や山羊などを送り、多くの日本人を救ったこと。

 このように岩手の先人には素晴らしい人が多いのに、あまり知られていないのは残念でならない。近現代史の教育の補完に努力し、国際国家先進地岩手の地域力を発信していくことが必要ではないか、と語りかけました。


■報告日:2010年10月10日
■報告者:宮 順子