講座・研修

【レポート】いわてグローカルカレッジ 第11回「地域からの経済交流 ~岩手の海外進出の可能性~」

主催:(財)岩手県国際交流協会

2010年12月04日(土)  14:00~15:30  会場:アイーナ 5階 501会議室

■概要

 □ タイトル: いわてグローカルカレッジ
  第11回「地域からの経済交流 ~岩手の海外進出の可能性~」
 □ 日時: 2010年12月4日(土)14:00~15:30
 □ 場所: アイーナ5階 501会議室
 □ 講師: 林 道郎 氏(日本貿易振興機構(JETRO)盛岡貿易情報センター長)


■レポート

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 平成22年12月4日(土)に第11回講座「地域からの経済交流 ~岩手の海外進出の可能性~」を開催しました。

 日本貿易振興機構(JETRO)は、全国36箇所に事務所を設置し、東京に集中しがちな情報を地域に提供することによって、地域格差の是正を図っているとのことです。
 林講師から、岩手での貿易促進の取り組みの特徴として、「大学との連携」が挙げられました。岩手大学と大連の研究者との連携では、研究者交流だけでなく企業を巻き込んでいるとのことです。そのほか、岩手県の大連事務所が仲介し、現地企業との商談会の開催、ベトナムで見本市を開催し企業間交流を実施するなど、岩手の物産の海外進出に向けた動きを紹介していただきました。

 岩手の経済国際化に向けた課題として、即戦力を持った企業が少ないこと、適切にリスクを取れる体制が整っていないことがあげられました。
 JETROでは、貿易促進のために、企業向けの様々なセミナーを開催していますが、他県と比較しても出席者が少なく、地元企業の貿易に対しての必要性や関心度は高くないようです。
 また、地場産業は、他県でも同様の物品を扱っておりライバルが多いことから、あらゆる面で進め方に工夫を求められます。
 「何をおいてもまずは企業側のやる気が一番大切。せっかく様々な可能性を秘めているはずなのに、今一つ企業側のやる気が盛り上がらないようでもったいない。実際に貿易を行うかどうかは別としても、普段から海外を積極的に見る目を持ってほしい。」と林講師からのアドバイスがありました。
 また、貿易の場面では、直接商談が基本ですが、県内の企業で「貿易担当者」を配置しているところは少なく、それも促進が進まない一つの要因と考えられます。
 しかし、数は少ないにしろ、実際に成功している企業の成功例も紹介していただきました。
 経済の国際化の第一歩は、海外進出を視野に入れ、積極的に情報収集を行うことのようです。JETROで開催している各種セミナーにもぜひ参加してみましょう。


■報告日:2010年12月13日
■報告者:宮 順子